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ごんぎつね(場面2の2)

発問  よく分からないって人?(挙手なし)                
指示  理由を分かる人起立!〜君。    

◇ 「赤いさつまいもみたいな元気のいい顔」というのは,おっかあも生きていて,
  楽しく生活していたときの顔。それが,「しおれていた。」って書いてあるから,
  だれだって,家族がなくなれば悲しいから,そんな顔になる。

  この後,「兵十の家は,2人暮しだった」と意見に対し,

発問 兵十は,本当におっかあを2人暮しだったのですか。その証拠になる文があ
  るのですか。                             

と言って,その証拠となる文をさがさせた。教科書のP54に次の記述があり,それ
 なのを確認した。

兵十は, 今までおっかあと二人きりで,まずしいくらしをしていたもので,お
っかあが死んでしまってからは,もうひとりぼっちでした。          

そして,できるだけこのような証拠になる文を引っ張ってきて,発言するのがいいこ
とに触れ,「発言技能」について,次の説明をした。
                                       
 「発言技能」の説明

説明  発言するときには,今いったように,そう考えられる,そう言える証拠に
   なる文を引っ張ってきて,自分の考えを言うのがいいのです。      
   「何ペ−ジ何行目に,何々と書いてある。だから,何々ということが言える
    。」または,「何々と考える。」というようにね。          
    そして,発言の仕方には,次の4つのレベルがあります。《と,言って黒
   板に下ことを書いた。》                       

1 考え                               
  〜です。                             
  〜と考えます。                          
2 考え+理由                            
  〜です。それは,〜だから。                    
3 考え+理由+証拠                         
  〜です。それは,〜だから。〜ペ−ジ,〜行目に〜と書いてあります。 
4 考え+理由+証拠+解釈                      
  〜です。それは,〜だから。                    
  〜ペ−ジ,〜行目に〜と書いてあって,〜ということだからです。   
 (〜ペ−ジ,〜行目に〜と書いてあって,〜ということが言えます。)  

この4つのレベルの4までいけたら,すごいことです。でも,君たちの力だった
ら,最低でも3までは,いけそうです。                   
 できるだけ,発言のレベルを上げるようがんばってみよう。